お経の素朴な疑問

終活コラム

お経の素朴な疑問


まず、「お経」とは、「釈迦様や祖師方へのお祈り」、「ご先祖様や故人の冥福への祈り」、「お経を聞いている、つまりは現在を生きている人と共に救われることへの願い」などの意味があるとされています。
今まで何度か聞いてきて、「お経」自体の長さや内容、またお経に出てくる故人の戒名について、不思議に思ったことがある方は少なくないのではないでしょうか。
ここでは、そんな「お経」の素朴な疑問について解説・紹介していきたいと思います。

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「お経」の長さって変わるの?

始めに、「お経」の長さについてです。
「お経」の内容の違いは分かりにくくても、「お経」の長さの違いについて感じたことがある方はいると思います。
まず、だいたい読経の時間は15分から40分が一般的であると言われています。15分から40分というのはだいぶ長さが違いますが、これは宗派が関係しています。宗派の種類はとても多いですから、お経の長さや内容も千差万別ということです。
また、単純にお坊さんのお経を読むスピードや、故人の戒名の長さも関係しています。お坊さんも人間ですから、葬儀や法事の雰囲気やそのときの気持ちなどで少なからず速さは変わってきます。
そして、当然のことながら、戒名が長ければお経自体も長くなるというのは理解に苦しくないと思います。

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「戒名」の決め方とは?

戒名の付け方にも基準があります。
まず、「〇〇院殿・・大皇士(清大姉)」という戒名です。この戒名は最上位の戒名であり、社会的地位や貢献度が高かった人につけられます。
次は、成人以上の男女に与えられる戒名であり、「〇〇院・・皇士(大姉)」→「〇〇院・・信士(信女)」→「〇〇皇士(大姉)」→「〇〇信士(信女)」の順に位が高いとされています。
次は、とくに3歳から5歳未満の男女に与えられる戒名であり、「〇〇童子(童女)」というものです。
最後は、「○○嬰児(嬰女)」という戒名で、とくに2歳から3歳の男女につけられます。これら以外にも、宗派や地域によってまだまだ種類はあります。

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御布施とお経、戒名の関係

近頃では、「お経料」と「戒名料」を合わせて「御布施」と言うことが多く、お経料や戒名料ということは少ないです。
理由としては、お経や戒名は売買の対象ではないということが挙げられます。あくまで、お寺のご本尊さまにお供えするものが御布施であり、見返りを求めない寄付の意味合いがあるということを忘れてはいけません。