終活コラム

vol.148

終活の一つ、身辺整理とは?

近年「人に迷惑をかけないように死ぬこと」が重要視されており、中でも生きているうちに「身辺整理」を行っておくことは、残された遺族にとって負担が大きく軽減されます。 今回はそんな「身辺整理」について、ご紹介してみたいと思います。

(1)身辺整理の大切さ
遺族にとって、亡くなった人の遺品整理を行うことは、身体的にも精神的にも大きな負担のかかる作業であり、沢山の物を整理するという行為は想像以上に大変なものです。 そこで生前の身辺整理を元気なうちに行っておくことで、残された遺族の心身的な負担を減らすことが出来るのは勿論のこと、 自分自身にとっても、気持ちをスッキリとさせて前向きに余生を生きるという気持ちになることが出来るのです。 身辺整理においては、残された遺族にとって処分に困るものを積極的に整理していくことが重要です。
(2)身辺整理の方法
それでは実際の身辺整理の方法について具体的に見ていきましょう。

・書類を整理する 保険証・年金手帳・公共料金に関する書類等は、死亡後に必要となるものですので、決められた場所に1つにまとめておくと便利です。 死亡時の連絡に必要となるため、親族・知人・友人等の住所録や年賀状等も分かりやすくまとめておきましょう。

・資産となるもの 不動産・株券・貯金通帳といったものをはじめとして、骨董品や貴金属等も鑑定書とともにきちんと相続や形見分けについて明記しておきましょう。

・形見分けしたいもの 大切にしていたものや、衣類や時計といった思い出の品で形見分けをしたいものがある場合には、誰に形見分けしたいのかを分かりやすくリスト化しておきましょう。

・不用品は処分する 物を捨てるということは勇気の要ることではありますが、思い切って長年使っていないものや古いものは処分してしまいましょう。 大きいものが多い場合には、不用品を引き取ってくれる業者を利用すると労力が軽減されます。

身辺整理は労力を伴う作業であり、せっかく整理を行っても、また生活していくうちに元通りの状態に戻っていたなんてことも少なくありません。 身辺整理を行う際には「元の状態に戻さないようにする」といった心構えも重要になってきます。 老後に備えて身の回りを整理しておくことにより、遺族への思いやりにもなるほか、自身の生活の質が向上するといったメリットもあります。

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