終活コラム

vol.17

ペットのお墓はどうすればいいの?

皆さんはペットを飼っていますか? 現在、ペットの飼育数は犬・猫だけで2,700万匹を超えていて、年々ペットを飼われる人は増えているそうです。 その現象は、霊園や寺院にも影響しているようでペットも一緒にお墓に納めることは出来ないかという相談が相次いでいるようです。

最後は、家族であるペットも同じお墓に・・と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただその場合は、注意が必要のようです・・。 というのも、全てのお墓がペットも一緒に納めてくれるというわけではないのです。「人間と区別する必要なんてないのでは?」と思われるかもしれませんが、基本的には納める寺院・自治体などの承諾がなければ、残念ながら一緒のお墓に納めることは出来ないのです。

というのも宗教観の違いや、周りのお墓の所有者が快く思わないなどの事情があるため、許可のあるお墓でないと納めることは出来ません。では実際、みなさんはペットの遺骨をどうしているんですかね?

ペットの遺骨は法律上「一般廃棄物」の取り扱いになると決まりはあるものの、人間のようにきちんとした法律はありません。ただ一般廃棄物という取扱いになるので、埋葬の仕方や場所に気を付けないと不法投棄にあたってしまうので注意が必要です。

昔はペットの遺骨は庭に埋めたり、火葬して山林に骨を散布したりしていましたが、時代の変化と共に人々のペットに対しての意識の変化により、単なるペットではなく、大切な家族の一員という認識に変化してきているようです。 そのため、より丁寧に供養したいと考える飼い主が増えているようですね。

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現在では社会的注目度や需要が増えていることから、ペット霊園のお墓に埋葬したり、自宅近くのペット墓がある寺院に埋葬したりする方が増えているようです。 お寺や霊園によっては、四十九日等の法要を行ってくれたり、ペットの彫刻を造ってくれる霊園があったり、ペンダントに遺骨を納めてくれるなどのサービスもあるようなので一度調べてみるのもいいかもしれないですね。 ただペット需要が増えているのと同時に、ペット葬儀サービスにも一部問題が増えているようなので注意して下さいね。

悲しいことに以前ニュースで、動物の遺体の大量遺棄が問題になっていました。 これは埼玉県で起こった事例で、火葬の費用を浮かすために引き取った動物をそのまま投棄していたというものです。 また火葬後の遺骨を調べてみると、犬の火葬を依頼したはずなのに別の動物の遺骨が入った骨壺が戻ってきたというケースもあるようです・・。 火葬の手間と費用を抑えるために、ペットの死体を不法投棄するという犯罪行為に繋がっているようです。

他にも料金を巡るトラブルも少なくなく、基本料金を安めに設定し様々な追加オプションで追加料金を発生させ、最終的には法外な料金を要求する悪徳業者もいるそうです。 今、ペットは人々の暮らし・生活になくてはならないものとなってきています。しかしペットに対する愛情に付け込むかのような悪質な業者も存在しており、大きな問題になっているようです。

大切な家族の一員であるペットをきちんと供養するためにも、こういった事態に巻き込まれないよう時間をかけて業者やサービス内容について確認し、納得のいく見送り方を選んで下さいね。

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