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終活コラム

昔と今、不動産とお墓の一致点


私は長年、不動産業界に携わってきて、近年『お墓』という業界に縁があり関わらさせていただいております。
元々全然違う業界をいう意識で仕事をしてきたのですが、私自身、凄くビックリするほど一致点が多いことに気づかされました。

不動産業界

例えば皆様が住居用不動産をお探しになる時の優先項目は、

1.利便性(通勤通学時間、駅から徒歩○分など)
2.費用面(家賃、初期費用、間取り等) 3.設備面(オートロック、バストイレ別、収納、等)
4.維持、管理体制(修繕費、保険、セキュリティー等)

上記のように大半のユーザーがこのように物件を探されているでしょう

一方、ここ近年のお墓選びの優先項目は、

1.利便性(家から車で○分、駅から○分等)
2.金銭面(永代使用、墓石、お布施、代等)
3.設備面(墓石の色、形、寺院や霊園の外観)
4.維持、管理体制(清掃、お寺、檀家等の付き合い方)など、

不動産に比べるとまだまだですが、この様にお墓選びをされる方が増えています。

そもそも、昔は生まれた地域の学校に行き、近くで就職し、結婚される方が多く、必然的に住居も実家の近くで探されてたと思います。
当然、お墓も、江戸時代の宗教統制政策の名残もあり、先祖代々、近くの寺院が菩提寺で多くの人が檀家でその寺院に本家、分家、等のお墓を持ち必然的に菩提寺にお世話になっていたものです。

しかし現在は、入学、就職、を期に都市部に移り住む人も増えており、お墓に関しても、お墓参りのために郷里に赴くには、時間、金銭的にも難しくなり、墓参りに行けないことが気がかりになるより、今の住居近くに墓地を購入する方が増えています。

一方金銭面では、先祖代々の土地に住居があり、3世代同居や空いている土地に新たに新居などを建てたりし、経済的な負担も現在と比較すると軽く、お墓も、親、兄弟、親戚などで負担していましたが、現在の住宅事情は、限られた予算の中、住宅ローンを抱えて購入する方や、賃貸で住まてれる方がほとんどです。(他の支出が多い)このような状況なため、お墓も、少子化や、兄弟、親戚の縁も昔に比べ希薄になり、お墓の購入費を抑えていく傾向にあります。

また設備面においては、住居、お墓とも、現在に比べるとその選択肢は少なかったと思います。(デザイン、機能、等) しかし、現在では、住居、お墓も各個人のライフスタイル等にあったものを選択できるよう、その数も増えています。

維持、管理面についても、昔は、多くの家族で生活していた為、順番、分担、協力、修理等し生活していました。お墓も決まりごとの様に、清掃したりして、皆で維持、管理が生活の中に溶け込んでいましたが、現在は多くの人が、時間に追われている生活の中で費用を出すことで、これらの作業を代行してもらっています。

私は、これらのことから時代の変化を感じます。
日本のマンションブームが約50年前(1960年代)くらいから始まり、それまでは、いわゆる一軒家、長屋等、平面的な住居に住んでいました。当時の住居は、その選択肢しかなかったと思われます。しかし、東京オリンピック、高度経済成長と、ベビーブーム等、人口の増加により、土地の有効活用のため、団地、マンションなど合理的で利便性の良い住居に人々がこぞって住むようになりました。

オリンピック聖火台

お墓も約50年遅れて、ようやく合理的で利便性の高い方へとパラダイムシフトが起きはじめました。2020年2回目の東京オリンピック開催を節目とし、お墓も次世代のお墓に大きく移行する時期に差し掛かってきたと感じております。

本日の担当は寅吉でした。