終活コラム

vol.43

お坊さんの修行は過酷?!

お坊さんの修行

僧侶になるには修行をしないとなれないといいますが、お坊さん達はどんな修行をしているのでしょうか?

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お坊さんになるには・・

仏教では、基本誰でも僧侶になることが可能のようです。 僧侶までの道のりは・・

①「師匠」を探す
僧侶になるには、まずは「師匠」となる僧侶を見つけて弟子入りしないといけません。 身内や知人が僧侶をしている場合は、師匠を見つけることは難しくないかもしれません。ただ何の縁もない人は、大変だそうです・・。 「飛込みで頼みにいけば、弟子になれるかも!」と思うかもしれません。しかし実情は、どこも門前払いだそうです・・。ちゃんと僧侶の説法を聞いて感銘を受けた方に「教えを乞いたい」と頼んだり、仏教系の大学の専門課程の教授を師僧と仰ぐなどの方法があるそうです。 また修行僧を募集している寺院もあるので、問い合わせをしてみることもいいかもしれないですね。
②「得度式(とくどしき)」を行う
弟子入りしたら、師僧のもとで得度式(仏門に入る出家の儀式)を行います。ここからが僧侶としての修行スタートになります。 宗派によっては、この時に髪を剃ったり法衣(ほうえ)をもらうそうです。
③「得度届」を提出
師僧が宗派の本部に弟子をとったと報告し、僧籍に登録されればその時点で正式に僧侶となります。 しかし!一人前の僧侶になるには、ここから厳しい修行に取り組んでいかなければなりません。この届けは宗門側が僧侶の卵の一人として把握したという事務的な手続きです。
④「加行(けぎょう)」を行う
修行内容は、宗派によって様々のようですが、加行を終了すると各宗派の教師の資格を取得出来、この資格により一人前の僧侶として認められるそうです。
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過酷な修行

僧侶の最大の目的は、「悟り」を開くことです。 釈迦が約7年の過酷な「修行」を経て悟りを開いたように、僧侶達は悟りを求めて日夜厳しい修行を続いけています。 街角でときどき見かける路上に立ち、人々に施し(ほどこし)を乞いている「托鉢(たくはつ)」も僧侶の修行ひとつなんだそうです。 ちなみに・・特に過酷とされている修行が、天台宗の「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」と日蓮宗の「大荒行」です。 これは「世界三大荒行」に数えられるほど厳しいことで知られています。 千日回峰行とは、白装束(しろしょうぞく)に草鞋、死出紐(しでひも)を肩にかけ、宝剣を腰に差し、約7年の間に1000日かけて延べ4万km(地球1周分)もの距離を歩きます。 一旦修行に入ると、何があろうとも絶対に中断は出来なく、挫折したら自害しなくてはならないそうです・・。 あまりに過酷なので、記録が残る約400年間で完遂出来たのは、50人かいないそうです・・。 大荒行は毎年11月1日から2月10日までの100日間、千葉県の寺院で行われています。 午前2:50に起床し、3時から23時までの長時間に渡って、1日7回の水行や10時間に及ぶ読経、写経などに取り組みます。 その間に朝夕2回の食事があるが、梅干しと白粥しかとることが出来ず、しかもわずか5分で済まさないといけないそうです・・。

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こうした修行を耐え、僧侶になられるのですね・・。 僧侶になりたい気持ちがないと、修行に耐えられなさそうですね・・。 (私には無理そうです・・) 宗派ごとに修行道場を設けているお寺もあるみたいなので、興味ある人は体験してみるのも良いですね。

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