終活コラム

vol.76

終活で頭に入れておくべき事

現在、超高齢化社会に突入した日本では、自分自身の人生の幕の引き方をサポートする「終活」が話題となっています。
終活はその名の通り、限りある命の終焉の時をいかにして綺麗に、迷惑をかけずに終える事が出来るか、という事が基本的な概念となっており、主に70代以上の後期高齢者の人達の間で行われている活動でもあります。
今回は、この終活について「何を行い」「どのように後の世代に残してゆけば良いのか」を詳しくお話をさせていただきます。

76-01

認知症になる前に終活は行う事

早い人では50代前後から症状として現れ始める認知症。
認知症を一度発症してしまうと、一見普通の健常者のように見えても他者とのコミュニケーション能力が著しく低下していたり、つい先ほど行った行動も思い出せなくなってゆきます。
この為、認知症になる前に終活は行っておく必要があります。

76-02

財産分けの手続きのサポートを弁護士や司法書士に依頼しておく

終活で一番重要な事と言っても過言ではない事柄の一つに、手持ちの財産を子ども達にどのように分け与えるのかという問題があります。
法律上では兄弟で均等に、または何分の1を分配する、といった決まり事がありますが、生前に遺書や遺言などのきちんとした形で遺言を残しておかないと、ご本人がお亡くなりになった後に子どもたちが財産分けをめぐって骨肉の争いを繰り広げる事も多いです。
財産分けの手続きに関する遺言作成時には、弁護士や司法書士などの法律の専門家に立ち会ってもらい、きちんと法的に遺言を証明出来る状態を作っておくと良いでしょう。

終活を始めたからといって人付き合いを疎遠にしない

これもありがちな行動なのですが、人生の終焉にまつわる終活をあらかた終える事が出来た人が達成感や燃え尽き感を感じてしまい、それまでお付き合いをしていた友人や知人と疎遠になってしまうケースがあります。 終活は確かに自分の人生の最後の時を綺麗に過ごす為には重要な行動の一つですが、終活が完了したからといって友達付き合いや知人とのお付き合いを疎遠にする必要はまったくありません。 むしろ、終活を終えた事を友人や知人とお祝いするくらいの気持ちの明るさが、この先の老後の人生を楽しくするか、それとも孤独な生活に入ってゆくのかの分かれ道となる、とも言えます。 終活を終えたら人生も終わり、のようなネガティブな捉え方は止め、終活をする事は「最後の人生の期間を楽しく過ごす準備」とポジティブに考えるようにしましょう。

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