終活コラム

vol.9

納骨について(1)

すぐに納骨しないといけない?

大切な人を失った時、中々気持ちの整理がつかず、ご遺骨をすぐに手放したくないと思われますよね。気持ちの整理がつくまで・・納骨するお墓が見つかるまで・・費用が準備できるまで等、様々な事情があり「手元供養」をされている方もいらっしゃるかと思います。

でも納骨っていつまでにやればいいんでしょうか?
ずっと持っていて違法には、ならないんでしょうか?
そこで今回は「納骨」について調べてみましょう。

火葬した後の遺骨は一般的には、お墓へ埋葬することになりますが納骨に関しては法律上の規制はなく、基本的にいつ納骨を行っても問題はないそうです。中には心の整理がつかずに何年も自宅にお骨を安置している人もいるようですよ。

お墓の準備は大丈夫?

ただ、いざ納骨しようと思っても、まず問題になるのが納骨するお墓を準備出来ているのか、いないかですよね・・。すでにお墓がある場合は、忌明けである四十九日(七七日)の法要を目処に開眼法要と納骨式を合わせて行います。四十九日法要は亡くなった日から数えて四十九日を過ぎたら、縁起が悪いとされているようなので、余裕を持って日程調整をして僧侶や墓地管理者などに連絡すると良いかもしれませんね。
今、開眼法要(かいげんほうよう)って何?と思われた人もいるかもしれませんね。合わせて調べてみましょう。

墓石を設置しただけでは、まだ本当のお墓とは言えないようです。墓石に魂を入れてはじめて、仏塔となり故人が安住できる浄土となるようですよ
魂を入れる法要のことを仏像に眼をいれることにちなんで「開眼法要」といわれるようです。お墓に白い布が巻きつけられているのをみたことありませんか?あれはお墓を建てた時には、まだ魂の入っていないお墓に邪気が入らないよう棹石(軸石)を白い布で巻き、開眼法要時に布を取り除くそうです。
ちゃんと意味があったんですね・・知りませんでした・・。

僧侶にお経をあげてもらい参加者全員が焼香し、読経が終わったら礼拝して終わります。お骨がある場合は同時に納骨法要を行うことが一般的のようです。

お墓の準備が出来ていない場合は?

またお墓が無い方は、一周忌の法要を目処にお墓を建て開眼法要と納骨式を行うようです。遅くても三回忌法要を迎えるまでは納骨をすませているケースが多いそうです。

お墓の準備がまだの人は「お墓を建てるまでの間、自宅以外に遺骨を置ける場所はないの?」と疑問に思われる人もいるかと思います。基本的に遺骨は何処に保管しても大丈夫ですが、仮にお寺や納骨堂を利用する場合は、年間使用料を支払うと安置することが出来るようですよ。

信者や檀家にならないと入れないお墓もありますが、今は檀家にならなくても預かってもらえる寺院もあるようなので、すぐに納骨出来ない場合は一時的に預かってもらうことも検討してみるのもいいですね。

納骨方法について

簡単に主な納骨方法をまとめました。

 

【主な納骨方法】

1.お墓に納骨
火葬後の遺骨は骨壺に入れてしばらくの間供養したのち、お墓に納める最も一般的な方法。
2.納骨堂に納骨
建物の中に遺骨を納めるロッカーのような形式のスペースがあり、契約した区画に遺骨と位牌を納める方法。 お墓が用意出来るまで利用される人が多い「期限付き納骨」「一時納骨」と親族が途絶えても永久に供養される「永代納骨」などの種類があるようです。
3.その他の納骨
  • 樹木葬:許可された専用の墓地にて、墓石の代わりに樹木を墓標とする供養の方法。宗教や宗派を問わないのが特徴で、また管理費用や永代供養料などがかからない寺院もある。
  • 散骨:場所によっては許可制となり、業者によっては火葬許可証・埋葬許可証などの提出を求められるようです。

納骨方法は他にも種類がありますが、メリットもあれば当然デメリットもあるので、ご家族の希望や状況を考慮した上で納得のいく納骨方法を見つけて下さいね。

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