お盆の行事について

終活コラム

お盆の行事について


お盆の始まり

日本で初めてお盆の行事が行われたのは、推古天皇の時代(606年)からと伝えられています。 「推古天皇」って誰だっけ?と思われた人もいますかね? 飛鳥時代の日本最初の女帝であり、聖徳太子を摂政に任命した方ですね。8世紀(701年~800年)には夏に先祖供養を行うという風習が確立されたと言われています。以前、コラムでお盆の歴史や由来について触れましたが、今回はお盆の流れなどについて調べてみました。

お盆の流れ

準備

①1ヶ月以上前位に寺院への依頼 お盆期間は忙しい期間ですので、1ヶ月以上前位に僧侶に予約を入れます。 ↓

②12日位までに準備・御仏壇の掃除 灯籠(とうろう)・盆提灯(ぼんちょうちん)の購入・組立 お供え物・新しいロウソク・御線香などもこの日までに準備しておきます。 ↓

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お迎えの日

③13日の朝:精霊棚の飾り付け・お供え物や盆花をお供え ご先祖様の霊を迎える棚のことを「精霊棚(しょうりょうたな)」といいます。 精霊棚とは、お盆に用いられる祭壇のようなものです。 お盆の期間は、位牌を仏壇から取り出し、仏壇の扉は閉めて、その前に飾り付けをします。お供え物をする棚で、特に決まったまつり方はありません。

④13日の日中:お墓参りに行きます。 お墓参りをし、お墓で提灯(ちょうちん)に火を灯します。 (その火を消さずに提灯を自宅まで持ち帰ります) ↓

⑤13日の夕方・夜:「精霊迎え」を行うため、迎え火を焚きます。 「精霊迎え」とは菩提寺とお墓にお参りし先祖の霊を迎えることです。この時に、霊が迷わず帰ってこられるように焚くのが「迎え火」です。 ↓

⑥14日~15日:法要と会食(盆中日) 初盆に僧侶を呼んで読経を行う法要は、この時に行います。 霊が帰ってきている間は、灯明(とうみょう)を絶やさないようにし、お水や食べ物を毎日交換します。 ↓

お送りの日(送り盆)

⑦16日の午前中 家で過ごす最後の朝です。最後のお供え物をし、心を込めてお祈りします。 ↓

⑧16日の夕方:「精霊送り」のため「送り火」を焚きます。 「精霊送り」とは、お盆の間一緒に過ごした祖先の霊を送りだすことです。

お盆の時に準備するもの

お盆では、様々なものを準備しないといけません。名前を聞くと想像しづらいものもあるかと思いますが、一度は目にしたことがあるものばかりだと思うので安心して下さいね。

①精霊棚(しょうりょうたな)・盆棚ともいいます。 お盆のみに用いられる祭壇のようなもの

②盆花(ぼんばな) 精霊棚の網に逆さに吊るす花のことを指します。 (ほおずき・ガマの穂・枝豆などがあります)

③きゅうりの馬・なすの牛 きゅうりの馬は「馬に乗って少しでも早くおこしください」という気持ちを表しています。ナスの牛は滞在後は「牛に乗って、なるべくゆっくりお帰り下さい」という気持ちを表しているといわれています。

④盆提灯 先祖の霊が迷わずに戻って来られるようんい照らす役割をします。 白提灯とカラフルな提灯と2種類ありますが、白提灯は新盆の時のみ使用します。

⑤お迎え団子 13日または前日の12日にお供えする団子です。

⑥お供え餅・お供え団子 精霊様が滞在している14~15日にお供えするお供え物で、「落ち着き団子」とも呼ぶそうです。

⑦送り団子 16日または前日の15日にお供えする団子です。

様々なお盆

以上が、一般的なお盆の流れと準備するものになります。 お盆の流れや準備するものは、地域や宗派によって様々かと思いますので、お住まいの地域の伝統文化も確認してみて下さいね。

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