終活コラム

vol.104

家族葬のメリット・デメリット

最近は、色々な葬儀の形が増えてきました。最近、よく耳にするのは、「家族葬」です。名前の通り、故人の身近な方たちで執り行う小規模な葬儀のことです。
これは、家族が希望する場合も勿論ありますが、故人が生前エンディングノートなどに遺しておいた場合に執り行われることが多いそうです。

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家族葬のメリットとは

家族葬を執り行うメリットとしては、まず遺族が参列してくださった方々の心配をしなくて済むということです。
故人とは親しくしていても、遺族でも初めてお会いする方もいると思いますが、しかし、故人がお世話になったので、感謝の意を込めて接しなくてはいけないのです。それでなくても、大切な人を亡くしていて、体力的にも精神的にも大変なので、そこまで気を使うとなると、より大変になりますから。故人の遺志が、家族葬を希望するのであれば、それは大事な人にだけ見送られたいという意志の他にも、大事な人たちが大変な思いをすることを避けるためという理由もあるのではないでしょうか。 また、家族葬は、ごくわずかな身内で執り行うため、葬儀に参列する人の数も、少ないので、料金もかかりません。これも、故人の遺志が反映されることが多いのです。 葬儀と言うと、最期くらいは故人を盛大に送りたいと思っている遺族が多かった時代もありますが、今は、故人のことを大事に思っていた人、または故人が大事に思っていた人だけで執り行う葬儀、家族葬が増えてきたのです。

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家族葬のデメリットとは

そんな家族葬にも、デメリットはあります。それは、故人や遺族ではない人から出る意見です。生前、故人のお世話になっていた方で、葬儀に参列したいと思っていた人がいた場合、家族葬だと参列を断られる場合があります。
最期なので、お別れをしたいと言っても、それが故人や遺族の意向では、お別れをすることが出来ません。後日、自宅などに伺うことがあっても、もうそこに故人の姿はないのです。そのような方とも、これから先、遺族は付き合っていかなくてはいけない場合もあります、そのような時に、トラブルになる場合もありますので、このような場合は、あとから家族葬になった理由を伝えるよりも、葬儀を執り行う前に、どのような経緯で家族葬になったかなど、しっかりと説明をしていくことが重要になってきます。

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今までの葬儀ですと、故人の遺志と言うよりも、喪主を中心とする遺族の意向で、葬儀が執り行われてきましたが、エンディングノートなども一般的になってきた時代、生前に自分の葬儀方法の意思を記しておくことが可能です。
エンディングノート自体は、法律的な力はないので、故人の遺志が絶対に反映されるわけではありません。しかし、それらを記すことで、出来るだけ遺族が困らないようになるので、数多くある葬儀方法の中で、自分がどう送られたいかを書き記しておくのがいいでしょう。

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