終活コラム
vol.122
墓じまいと言うのを知っていますか?
墓じまいという言葉を聞いたことがありますか?言葉のとおり、先祖代々のお墓をしまうことです、昔の方が聞いたら、「なんと罰当たりな」とお怒りになってしまうようなことですが、最近、この墓じまいをする家が増えてきているそうです。
なぜ、この墓じまいが増えてきたのかと言うと、ひとつには、核家族化や未婚、また子供がいないなどが問題になっています。このような現象が起き続けると、お墓を守っていく人、手入れなどをしていく人がいなくなるのです。また、都会などに移り住み、地元になかなか戻れない人なども、墓じまいをするそうです。
墓じまいとは、どのようなことをするのでしょうか?
一言で、墓じまいと言っても、お墓をその場所から無くすだけではいけません。お墓には、先祖の遺骨などが眠っているから、そちらの供養などや管理をしてくれる場所などもしかりとしてから、しなくてはいけません。
まず、最初に行うのは、遺骨をこれから先どうしていくかを決めることです。それが済むと、今度は、改葬許可申請をしなくてはいけません、墓から墓に遺骨を移す際は、この改葬許可書が絶対に必要になってくるのです。あとは、業者に依頼して、遺骨を改葬するのです。そして、お墓を撤去して、墓じまいは完了したことになります。しっかりと段階を踏まないと、親族内でも、揉め事が起こる原因となります。親族内でも、しっかりとした書類を作成することで、揉め事が少なくなります。
遺骨の改葬先とは・・・。
遺骨の改葬先として、いくつかの場所があります。まずは、自宅です。遺骨の数が多くなければ、家に遺骨を置いて置くことも可能ですし、家ですと供養もよりしやすくなるのがメリットですが、これも先が見えないと、再度遺骨の改葬先を探すと言うことにもなりかねないので、先のことを考えておく必要があります。
次に、最近多い散骨をするパターンです。これは、海や空などに、遺骨を撒き、自然に戻ると言うことをします。これも、どちらかと言うと、生前、故人が希望しているのならともかく、そうでない場合に行うのは、難しいと思います。
永代供養のメリットについて
永代供養を行っている場所に納骨するというのもあります、この永代供養ですと、一度料金を払ってしまえば、永代なので、別途に料金がかからないのが魅力ですし、また地方にあるお墓などには行けないけど、都内などにある永代供養のある寺に納骨すると、ある程度年齢がいってからでも、故人を供養することが出来るので、どの年代の方にもおススメです。
永代供養が出来るのうこつぼというのがあります。これが最近、全国でも多くなってきた永代供養墓です。宗派などは問わず入ることが出来ますし、すでにあるお墓に入るので、待つこともありません。また、いずれ田舎のお墓に戻るということを考えている方にもおススメです、お墓と言うと高い買い物と言うイメージを都会では持たれてしまいますが、こののうこうつぼは、レンタルお墓というイメージです。
5年間月々9,700円払ったら、その後は年間管理費のみでの利用となります。簡単に言うと、お墓の集合住宅と言うイメージですが、家紋、家名、戒名もしっかり刻まれますので、安心して利用出来ます。子供に負担をかけたくない人などにも人気ののうこつぼです。