終活コラム

vol.21

四十九日は大事な日?

そもそも法要とは・・

葬儀が終わって、ゆっくりしている間もなく、あっという間に四十九日がやってきますよね。 四十九日はお通夜や告別式と違い、喪主自身が全てを仕切り準備することもたくさんあり大変です・・。 そもそも四十九日の意味って?と思われる人もいるかもしれません。 そこで今回は、法要や四十九日の意味を調べてみましょう。 法要って聞いたことあるけど、どういう意味なんですかね・・ お子様に聞かれたら、みなさん何て答えますか?

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簡単に説明すると、「住職様にお経をあげてもらうこと」をいうそうです。 仏になった故人を供養するという意味の仏教用語で、追善供養(つくぜんくよう)ともいいます。供養は本来七日ごとに中陰法要(ちゅういんほうよう)を行います。 今、中陰って何と思われた人もいますよね? 中陰とは亡くなってから次の生を受けるまでの間のことをいい、その期間は四十九日間であるといわれています。 ・・なんか、すでに難しい単語が多くて訳分からなくなりそうですね・・

初七日と四十九日とは?

さて命日も含めて七日目に法要を行う「初七日(しょなのか)」は何の日か知っていますか? 初七日は、故人が三途の川のほとりに到着する日とされています。 故人が激流・急流・緩流かのいずれかを渡るかが裁きで決まる大切な日で、緩流を渡れるように法要をします。 ただ初七日は骨上げから二~三日後となり、再び親戚の人達に集まって頂くのは大変なので、最近では葬儀の日に遺骨迎えの法要と合わせて行うことが多くなっているそうです。 また「四十九日(しじゅうくにち)」は何の日かというと、四十九日目に冥界の裁判官である閻魔大王により、生前の行いに対して御裁きを受け、極楽浄土に行けるかどうかの最後の審判が下されるそうです。 この日を「忌明け(きあけ)」といい、ここで死者は初めて仏の位に入ります。 つまり、四十九日は故人がどこに転生するのかが決まる「審判の日」なのです。 また死後七日ごとに四十九日まで行う法要を「忌日法要(きびほうよう)」といいます。 なんか1つ調べただけで、色々な単語が出てきましたね・・・ 私はもう頭パンパンです・・。 なので分かりやすく、流れをまとめました。

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聞いたことがある人も多いと思いますが、仏教では輪廻転生(りんねてんしょう)という考えがあり、人は亡くなると六道のいずれかの世界へ生まれ変わるとされており、その審判が七日ごとに七回行われるそうです。 その判決によって次生まれ変わる世界が決まりますので、良い判決が下されるよう審判の日ごとに追善供養を行い、審判官に遺族のお経の声を届けるのです。

そもそも六道とは?

今「六道」って何?と思われた方もいますよね。 六道とは、仏教において迷いがあるものが輪廻するという六種類(天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)の迷いある世界のことです。 この六道の世界は、どこへ行っても煩悩の苦しみがあり、それを超越した世界が極楽浄土と言われています。 つまり私達が生きているこの人間界も迷いある世界なので、悩みや辛いと思う出来事があって当たり前なのです。 そう思うと、なんか気が楽になりますね・・。 ちなみに・・四十九日が終わると一年目の一周忌、二年目の三周忌と「年忌法要」が行われます。 一周忌、三回忌、七回忌とつづき三十三回忌で長い修行の締めくくりとして、故人は菩薩(ぼさつ)の道に入り、「御先祖様=守り神」となります。 この三十三回忌を一般的に「弔い挙げ(とむらいあげ))」とし、法事の締めくくりとしています。

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なぜこんなに法事は長いんでしょうか・・

実は、これは「修行」のためだそうです。 これは人間が成人式のような通過儀礼を繰り返しながら一人前になるように、先祖の霊も何年かごとに儀礼をすることで、一人前の先祖霊=神になると古来より考えられてきたからといわれています。 法要は故人を偲び、冥福を祈るために営むものといわれています。 故人への感謝の思いと故人が設けてくれた人と人との御縁「この人がいたら自分がいる」というつながりを再確認出来る時間なのかもしれませんね。

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