終活コラム

vol.91

自分の意志がはっきりしているうちに

最近は、終活という言葉も、一般的に浸透してきました。どう生きるかと言うことを考える人は今まで多くいました。少し前まではどう最期を迎えるかと言うのは、日本ではタブーとされてきました。そんなタブーだった人間の最期、しかし、終活と言う活動がしている方が、最近は増えてきました。

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エンディングノートというのもご存じでしょうか?自分の最期、または死後について色々なことを書き記していくノートです。書き方は、ないので、一般的に売られているノートに、箇条書きで書いてもOKですし、エンディングノート専用のノートもあるので、それを使うと、物を書くのに慣れていない人でも、書きやすいです。

そこに書くのは、自分がどういう最期を迎えたいか、葬儀の仕方などを書きます。病気などで最期を迎えざるおえない場合、最後自分の意志が医師や看護師、家族に伝えられない場合、家族が自分の最期の迎え方を医師に意思表示しなくてはなりません。思ってもいないような延命治療を行われてしまう場合もあります、人生の最期を自分の理想通りに迎えることで、より納得いく人生になります。葬儀も、最近は、色々なやり方で、故人を見送ることが出来ます。一般葬ではなく、家族葬も主流になってきました。自分が大事にしていた家族だけに見送られる葬儀のことです。これは、遺族の負担も軽くなります。自然葬なども増えてきました。火葬された灰を、海など自然界に戻すことです。最近は、少子化などもあり、お墓を持たない最後というのも、一般的になってきています。これも、亡くなった後に、迷惑をかけない方法です。

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このように、最近は、最期の迎え方ということで、終活やエンディングノートを書くことがありますが、自分がどのような最期を迎えたいのか?より良い最後にするにはどうしたらいいのかということを、書き記しているのですが、それが残された家族や愛する人のためになっていることにも繋がっていると思います。

年齢に関係なく、今は、若い人でも、癌などの疾病にかかる時代です。いつ、自分の意思を相手に伝えられずに、他界してしまう可能性もあります。ある程度の年齢にきたらではなく、自分の意思をはっきりと伝えられるうちに、エンディングノートに自分の意思を書き記していくことも大事になってくるのです。

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最近は、エンディングノートにパソコンの情報などの削除方法も記入している人も多いと聞きます。恥ずかしい画像、情報などを死後、家族などに見られないように、記入しているようで、パスワードなどを残している人も多いそうです。

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人間だれしも、自分の死と向き合うというのは、とてもパワーがいることで、いつかやればいいかと思っている人も多いと思いますが、そのいつかは、死の前にやってくるとは限りませんから。

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