終活コラム
vol.96
最近の「終活」や、それを行うことのメリットについて
最近、メディアや情報誌などで取り上げられている「終活」ですが、具体的にどんなことをするのか分かっていない方も多いと思います。ここでは、終活とはどんなものか、また具体的にどんなことをするのかについて紹介していきたいと思います。
まず「終活」とは一般的に、自分の人生の最期について、自分自身で考え、準備することを言います。終活を行うということは、自分が死んでしまった後に、残される家族が少しでも楽になることに繋がります。また、自分の人生を振り返ることにも繋がりますし、自身の人生を最後まで全うすることに繋がると思います。では、具体的に「終活」とはどんなことをするのかまとめていきたいと思います。一般的なのは、葬儀の準備や、自分自身の持ち物の整理、エンディングノートの作成、墓石の種類の選択などが挙げられると思います。葬儀の準備とは、自身の遺影の撮影やどこで葬儀を行うか決めたりするのが一般的だと思います。自身の持ち物の整理とは、自分が死んでしまった後に残された家族の負担を減らすことに繋がります。また、遺品や遺産の相続などの問題も発生してくるので、何が遺品や遺産になるのか細心の注意を払って整理することがとても大事になってきます。エンディングノートの作成とは、具体的に自分の財産のこと、お墓のこと、緊急時に連絡をしたい相手などの情報など、重要なことや、伝えたいこと、残しておきたいことを書くことに当たります。また、自分のことや、自分が今まで歩んできた人生のことなども書くことができます。エンディングノートとはあくまで、自身の存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としているため、遺言のように法的効力が無く、異なるということを知っておくことが必要です。ですから、自分の書きたいことを気軽に書きましょう。
また、「終活」を行うメリットは、自分が死んだ後の家族の負担を減らせたり、自分自身の人生を振り返ることで満足感、充実感を得ることができ、残された時間で何をしたいのか確認できたり、自分の周囲の人に感謝をすることができる、などが挙げられると思います。1番はやはり、家族への負担軽減だと感じます。これをできると自分的にも思い残すことがなくなると思います。また、自分で自身の最期をプロデュースできるので、最期も自分に納得して終われるのではないでしょうか?また、自身の人生を振り返ることも、とても大事だと思います。充実感を得られるのも大きいですが、残された時間でやり残したことがないか確認できるということにもなります。
ここまで、「終活」とは具体的にどんなことをするのかについてや、メリットについて紹介してきましたが、少しはご理解いただけたのではないでしょうか?自分的には「終活」には正解は無いと思います。自分の納得できる終わり方が、自分自身にとって最も良いことですから、自分だけの「終活」を創り上げてみてください。