真言宗豊山派
観性寺
かんしょうじ
観性寺の歴史
明治の末、元々この地にあった観音寺と自性院という2つのお寺が合併して現在の観性寺となりました。自性院の由緒ははっきりしていませんが、観音寺は天正4年(1576年)、法印弘喜によって開山されました。
参道をぬけると赤門と呼ばれる仁王門があり、正面には茅葺の本堂があります。左手には2つの御堂があり、小さいほうが山王権現堂で「婦人病」に霊験あらたかであるといわれています。
大きい方の御堂は薬師堂で、戦後まもなくまで「材木の薬師さん」と呼ばれ縁日にはたくさんの参拝の人たちで賑わいを見せていました。また、「目の薬師」としても知られ目の絵馬をはじめ、数多くの絵馬が奉納されています。中でも日本画の大家で地元出身の小室翠雲の海馬は有名です。
他にも参道には六地蔵尊、庚申塔などがあり、境内には修行大師像、水子地蔵尊が祀られています。
観性寺のある館林市は「つつじの里」として古くから有名で、毎年ゴールデンウィークにはたくさんの花見客が訪れます。その規模は世界一とされ、20余種、約1万株が植えられています。
交通アクセス
最寄駅
東武伊勢崎線・東武佐野線・東武小泉線『館林駅』より徒歩6分
バス
館林駅東口よりバス『仲町西バス停』より徒歩1分
お車でお越しのお客様
東北自動車道『館林』IC出口より13分