曹洞宗
医王寺
いおうじ
医王寺の歴史
金谷山医王寺は、弘仁年間(810~824年)に弘法大師が薬師如来像を安置したことが始まりと伝えられています。
現在の薬師堂は、元禄5年(1692)に再建された桁行三間(7.59m)、 梁間三間 (7.59m)、 宝形造の仏堂です。
正面の階段上に差し掛けられた向拝部分は、 元禄15年(1702) に付け加えられたもので、上部には曲線に造られた海老虹梁が架け渡されています。
柱の上部には組物が載り、それらの間には蟇股と呼ばれる彫刻が設えられています。
内部は格子によって内陣、外陣の前後二室に分けられ、 格子の上部には虎薬師に由来する虎や牡丹、菊の彫刻を施した蟇股を見ることができます。
平成27~28年度の全解体修理によって、建立当初は茅葺屋根の仏堂であったことが判明したため、 茅葺型金属板葺の屋根に変更しました。
交通アクセス
最寄駅
JR東海道本線/大井川鉄道本線『金谷駅』より徒歩13分
バス
自主運行勝間田[しずてつジャストライン]『金谷小学校バス停』より徒歩3分
お車でお越しのお客様
新東名高速道路『島田金谷IC出口』より10分