宗派

日蓮宗

所在地

徳島県徳島市寺町17

当寺の正式名は長久山　善学寺と号します。
伝えでは、天文年間（一五五〇年代）、細川氏に仕える芝原城主・久米安芸守義広が旧地、藍園村黒田（現　徳島市国府町西黒田）に開創した法光寺が、天正三年（一五七五）、細川氏に代わり阿波を治める三好長治の勧めで、開山・善学院日形上人により改宗しました。
しかし、同時期に始まる隣国土佐の長宗我部元親による阿波侵攻の戦火で消失し、天正十三年（一五八五）、豊臣秀吉の四国征伐に勲功のあった蜂須賀家政の阿波国入封に伴い築城された徳島城下寺町に、文禄二年（一五九三）、久米義広の子、義昌の丹精により再興されました。
太平洋戦争末期の昭和二十年（一九四五）、空襲により全堂宇を消失しましたが、漸次復興して現在にいたっています。