終活コラム
vol.140
葬儀も様変わりしました
先週、東京ビックサイトでエンディング産業展2017が行われ、弊社「のうこつぼ」も2年続けての出店となりました。このエンディング産業展は葬儀や供養などの終活に関する展示会です。
今年も面白い出展があり大変盛況をよびました。 その中で空き家対策専門パビリオンという出展がありました。 一見葬儀や供養と関係なさそうなかんじですが、少子高齢化で人口が減り続け、今そういった空き家が大変深刻な問題になっているそうです。こちらではそういった空き家の撤去やメンテナンスなどを専門に請け負っているそうです。
それにしても平成に入る前ぐらいは葬儀といえば自宅で行っていた家もまだたくさんありました。 むしろ葬儀場ができはじめた頃は、自宅でできない人が借りるという認識でした。誰かが亡くなるとお通夜と告別式の2日間、近所の人達が手伝いに来てくれ、食べ物などの用意をしてくれたのが普通のやりかたでした。 しかし今は自宅で葬儀をする方はほとんどみなくなりました。むしろ今は葬儀場で行うことが普通になってきましたね。これも時代のニーズにあってきたからなのでしょう。
また葬儀も昔に比べると家族葬や自然葬など、簡素化されてきたようにも感じますが、一方で自分の葬儀は自分でプロデュースする方も増えています。 昔は縁起でもないからといって、亡くなる寸前まで何もしないのがあたりまえでしたが、今では自分自身で遺影の写真を用意する方も増えています。 さらには残された家族が困らないようエンディングノートに自分の葬儀に呼んで欲しい人のリストまで用意しているようです。
誰しも死のことは考えたくありませんし、元気な方は考えてないでしょう。しかし死はいつも身近なところにあります。終活は難しいことはありませんから、まだはじめてない方は少しずつはじめてみるのもいいかもしれません。