終活コラム

vol.129

進化するお墓事情~これからのお墓選び~

社会の変化とともに…

21世紀になり、日本社会は昔と比べると徐々に変化しています。現在特に問題視されているのが少子高齢化です。少子高齢化は大きな問題として毎日のようにTVなどで取り上げられていますが、その大きな要因の一つとして日本人の家族のカタチの変化が挙げられます。

特に都市部への人口集中が顕著になって以降、核家族やその中でも単身世帯の比率が上昇しており、そういった事も影響して昔の日本のような親戚付き合いは徐々に減り、関係性も希薄になっています。また、先祖代々暮らしてきた土地とは違う地域で生活している方が多くなり、過疎化が深刻な地域では「荒れ墓」「無縁墓」の増加が問題となっています。特に最近では未婚率も上昇していますし、お子様が遠方にお住まいの方も増えていますので、「自分の墓はどうすればいいのだろう?」という心配をされる方も多いのではないでしょうか。

このような状況の中で、状況的に代々のお墓を子供が継承していくという事自体が困難になってしまう例が増加しており、昔ながらの先祖代々のお墓を守るという価値観にも変化が生じています。このような背景を踏まえた上で、これまでのお墓のあり方や考え方にも大きな変化が生まれ、またさまざまな選択肢が増えつつあります。

新しいお墓のカタチ「のうこつぼ」

大きな価値観の変化として「死後に子供に迷惑をかけたくない」という声をよく聞くようになりました。そのため、近年「永代供養」を選択される方が増加しています。永代供養とはお寺や霊園が永代に渡って管理や供養をしてくれる埋葬方法の事であり、昔ながらのお墓のイメージとはかなり違ったものもあります。それに加えて、お参りの際の交通の便や、幅広い価格帯もメリットと言われており、従来のお墓と比較すると利便性や効率・個人の趣味趣向が考慮されています。

そんな永代供養墓のメリットを最大限考慮した新しいお墓の1つに「のうこつぼ・納骨墓」があります。「のうこつぼ」は簡単に言うと、お墓のマンションのような構造の永代供養墓です。1つの大きな納骨墓に40室ほどのカロート(納骨室)があり、デザインも八角形や四角形などさまざまです。数ある永代供養の中でも納骨墓が選ばれる最大の理由は、納骨堂などの永代供養と違い家族で同じ納骨室に入ることができる点です。永代供養で無縁墓になるリスクを回避しつつ、従来のお墓に近いカタチでお参りする事が出来ます。もちろん、従来のお墓と比較すると安価であり、交通の便が良く定期的にお参りする上でご家族の負担が少ないという永代供養そのもののメリットも感じることが出来ます。

さらに納骨墓は合祀墓ではないため、ゆくゆくはお墓を建てて供養したとお考えの方や、さらに身近な場所にお墓を移転するといった事も可能です。

納得のいくお墓選びを

現在、ご自身のお墓をお持ちでない方が増えています。そういった背景もあり。納骨墓に限らず自分が亡くなった後、他人に迷惑がかからないお墓として永代供養付きの合祀墓などが浸透してきています。

そして今回ご紹介した「のうこつぼ」もこれからの時代にあったお墓として浸透しています。今後も社会の変化やニーズに合わせてさまざまなお墓が出来るのではないかと思います。終活の中でも、お墓選びは特に重要なテーマです。残されたご家族との絆や負担を考慮しながら、ご自身の価値観に合ったお墓を選んでください。

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