終活コラム

vol.27

どこでお墓参りしたいですか?

お墓参りのイメージって?

お墓参りといえば、どんなものをイメージしますか? 御線香・お花・お供え物を持って家族で墓地に行き、お墓を掃除し墓石に水をかけ合掌拝礼をし、ご先祖様に近況報告・・・というイメージを持たれる人が多いと思います。 私も幼い頃、家族と協力してお墓掃除をしたのを覚えています。天気が良い日のお墓参りは、幼心になぜかわくわくしていました。

迫りくる納骨堂?!

でも皆さん、知っていますか? 今、皆さんが陽の当たる場所でのお墓参りが一般的だと考えたと思います。私もこれが日本の当たり前のお墓参りの仕方だと思っていました。 しかし・・ このお墓参りを知らない・TVとかでしか見たことない・実際やったことがない世代が増えているのです! どうしてと疑問に持ちますよね・・ 実は、昔と違い今は従来のお墓以外にも様々なお墓の形態が出現しているからなのです。 その代表格が「納骨堂」です。

pic-27-01

よく電車やバスの中でポスターを見たり、TVのCMや折り込みチラシや街中を歩いても一度は見かけたりしたことがある人もいると思います。 現在様々な形態のお墓が世の中にでていますが、それらのお墓と納骨堂が全く違う条件があります。 何かは・・想像つきましたかね? そう・・納骨堂のみ「室内墓地」なのです。 そのため納骨堂では、お墓参りでの恒例行事である、水やり・お墓掃除や陽の当たる外でのご先祖様との対話は出来ません。

納骨堂でのお墓参り方法は・・

納骨堂は、ロッカー式やカード式というものがあります。 見たことある人もいると思いますがマンションのオートロックと同じで、カードをかざすと自動的に仏壇が目の前に登場してくれるシステムです。 ちなみに・・写真がスライド式で流されたり、故人が好きだったBGMを流すことも出来る・・という納骨堂もあるようです。 話しは戻りまして・・カード式だと仏壇が自動的に登場するため、納骨堂でのお墓参りといえば仏壇の前で合掌拝礼をし、ご先祖様へ近況報告するというもの・・ これがお墓参りの流れと思っている人も増えているのです。 ハイテクな時代になりましたね・・ ほとんどの納骨堂はアクセスの良い場所にあるので、お墓参りに行きやすいという点や従来のお墓を購入するより費用を抑えられ、管理もしなくて済むので今、人気が出ています。 ただその人気と同時に日本様式の「お墓参り」を経験したことがない人も増えています。 経験したことがないなんて勿体ない・・ よくTVでも特集組まれたりしていますよね。 アクセスも良いので、これからは納骨堂を購入される方が増えるかもしれません。 でもどうなんでしょうか。 御先祖様が陽に当たることなく暗い室内に閉じ込められ、納骨堂が営業されている時間内にしか会えない。

お墓と納骨堂どちらにしますか?

うーん・・ 私は家族一緒に太陽の恵みを受けながらご先祖様のお墓を掃除して、手を合わせてお墓前 で談笑していると落ち着くので、やっぱり外にお墓を持ちたいなと思います。 皆さんは納骨堂と外のお墓、どちらでお墓参りしたいですか? 供養したいという気持ちがあれば、場所なんて関係ないのかもしれません。 でも、どちらのお墓を購入したとしても昔から伝わる日本のお墓参りという風習はなくなってほしくないかなと思います。

pic-27-02
のうこつぼを探す
寺院の方はこちら

どんなことでも
お気軽にお問い合わせください。

オンライン資料のお申し込み 資料請求・お問い合わせ LINEでのお問い合わせ