終活コラム

vol.38

安くお墓を購入することは可能?

 安いお墓と高いお墓の違い

「お墓っていくら位するの?」「この価格は高いの?安いの?」といった声を御客様からよく耳にします。お墓の金額は調べてもあまり公開されていないので、自分の購入したお墓は安いのだろうか、高いのだろうか···と不安になりますよね。 安いお墓と高いお墓の違いは一体何なのでしょうか? 簡単な要点を調べてみると···

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1・お墓の場所(立地条件)
家を購入する際も立地状況(南向きなのか西向きなのか、駅から近いのかなど)によって価格が違うように、お墓も西向きなのか、東向きなのかによって価格が高いのか、安いのか変化する場合があります。 他に区画整理された場所にある墓地と山間部にある墓地ではお墓にかかる費用が変わります。地盤がしっかりしているかどうかにより基礎工事にどの位の費用がかかるか変化します。災害時に簡単に倒れてしまう墓石では、安く建てても後に費用がかかってしまうので立地の状況はきちんと確認して下さいね。 ちなみに・・お墓を建てる場所によって石材が限定される場合もあります。例えば海が近い墓地は潮風による塩害があるので、その影響を受けにくい石材を選ぶ必要がありますので業者さんにその点も確認してみて下さいね。
2.墓地の種類
公営墓地・民間墓地・寺院墓地・共同墓地など墓地にも様々な種類があります。墓地の種類により土地の使用料である「永代使用料」の金額が異なります。
3.石の種類・大きさ・形
石の価格ってどの位が安くて、高いのか疑問に思う方が多いかと思います。 そもそも価格は一体何で決まるのでしょうか?

①墓石の大きさ
墓石が大きくなればなるほど使用する石材量が増えるため、墓石の価格も高くなります。
②石材の産地
石がとれる産地によって価格は変わります。当然、大量に採掘される場所の石はそれだけ安くなります。ちなみに国産だと輸入品と比べ、高くなることが多いようです。 主な輸入国は、中国・インド・スウェーデンなどがあります。 ※一番安い墓石と高い墓石では約10倍の価格差が生まれているそうです···。
③石材の加工料
よくある従来のようなお墓の形であれば加工などなく安く済みますが、今人気のあるデザイン墓地にする場合だと、デザインが複雑であればあるほど加工料が高くなります。 この加工料によっては墓石が小さくても価格が上がる場合があるので、気を付けて下さい。

お墓を安く購入するには

①小さい区画を選ぶ
墓地の区画が大きければ大きいほど、使用する石の量も多くなりますので価格は高くなります。逆に区画が小さければ、使用する石の量も少なくなりますので安くなります。
②デザインにあまりこだわらない
デザインが独創的であればあるほど、石の加工料が高くなります。費用を安く抑えたいのであれば、シンプルなデザインがベストです。
③訳ありを購入する
墓石の中で傷がついたり展示されていたものが通常の値段より安くなって販売されている墓石もありますので、探してみるのもいいかもしれないですね。

安く購入する際の注意点

①手抜き工事に注意
実は墓石にも「手抜き工事」をする業者が存在するようです・・。どこを手抜きされているか分からない人が大半かと思いますので、事前に複数の業者から話しを聞いたり、なぜ安い金額で建てられるのか確認してから購入しで下さいね。

お墓を安く購入することは···

あまりお墓にこだわりを持たなければ、安く購入することも可能そうですね。ただ先述したように手抜き工事があったり、お墓を建てる場所によって石材が限定される場合もありますので、よく調べてから購入して下さいね。 安く済ませるとご先祖様に悪いかなと···不安に思われる方もいらっしゃいますが、お墓は高いからといって良いお墓ではありません。 御先祖様を想う気持ちと、常に手入れされており気持ちよくご先祖様が安眠出来ている場所かということが大切です。

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