信法寺の開山は、存蓮社源譽空閑上人で開墓は石川永正公です。創建年代は、開墓の石川永正が上和田村の地頭になったのが天正１９年（１５９１）、開山空閑上人の没年が元和２年（１６１６）ですから、この間の年代と推定されています。鎌倉時代、地頭和田義盛が、眼病平癒の恩徳と、侍所別当となる祈願の為、当地内の城山に一宇を建立しています。

　御本尊は室町時代前半に作られた木造阿弥陀如来立像で、大和市の重要文化財に指定されており、境内にある旧石川家墓地も大和市の重要文化財（史跡）に指定されています。隣地の別院・薬王院の御本尊は、１２年に１度だけご開帳される薬師仏で、寅年に盛大に例祭が執り行われます。

　重要文化財を御本尊とする信法寺は静かで落ち着いた佇まいをみせ、敷地広く竹林道を挟んで別院を有し、小高い丘を背に墓地が広がります。緑溢れる地域で周辺には桜も多く、春には和やかな景色が広がります。

　凛とした空気と長閑さが調和した、温かみのあるお寺です。

最寄駅
小田急線高座渋谷駅から徒歩１５分
小田急線桜ヶ丘駅から徒歩２０分

バス
神奈川中央交通『上和田団地』バス停から徒歩４分
大和市コミュニティバス『信法寺入口』バス停から徒歩１分

お車でお越しのお客様
東名高速道路『横浜町田IC』からおよそ２０～３０分